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数学の勉強と「韓信の股くぐり」

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韓信の股くぐり
「韓信」とは、漢の天下統一に功績のあった名将。
韓信が若い頃、町のごろつきに喧嘩を売られたが、韓信は大志を抱く身であったからごろつきと争うことを避けた。言われるまま彼の股の下をくぐらされるという屈辱をあえて受けたが、その後韓信は大成し、天下統一のために活躍したという故事から。
将来に大望のある者は、目の前の小さな侮りを忍ぶべきという戒めである。
「感心なことだ」の意味で相手を褒める際、「韓信」と「感心」をかけて「感心の股くぐり」と洒落て使うことがある。

数学のことに話を移します。
本当に数学の力を付けたいと思ったら
阻害するものは取り除くべきです。

一つの例を挙げます。
ある日、生徒の親から学校の宿題が解らないので教えて欲しいと電話がありました。数日後、解答を作成して送信しました。大学受験の難しい問題で、生徒にとっては難し過ぎます。生徒は真面目なので、何とか宿題をやろうとします。
私の考えでは、その宿題は生徒のためになりません。むしろ、生徒の勉強の邪魔になっています。基本の考え方を確立したいときに、宿題がそれをも阻害しています。
「韓信の股くぐり」の話と合わせて考えれば
数学の力を付けるためには、マイナスの要素の宿題は排除する。学校の先生に怒られたら、誤魔化すか、堪え忍ぶ。数学の勉強は、簡単過ぎても難し過ぎても無駄です。その生徒が、今やらねばならない勉強があります。レベルに合った勉強を進めるべきです。
最近の私の知っている高校では、生徒に手を掛けすぎます。先生も大変です。生徒も大変です。
私は、自分のことを第一に考えます。無駄なことはしません。数学の実力を付けるのに邪魔になるものは排除します。教材、勉強の進め方など真剣に考えを巡らせます。他人に振り回されては堪りません。自分が幸福になるためには、戦うことも厭わない強い気持ちが必要です。大望のために韓信の股くぐりもあるかも知れません。

前漢を興した高祖とは
出身地:豊県
死没:紀元前195年6月1日
劉 邦は、前漢の初代皇帝。 沛県の亭長であったが、反秦連合に参加した後に秦の都咸陽を陥落させ、一時は関中を支配下に入れた。その後項羽によって西方の漢中へ左遷され漢王となるも、東進して垓下に項羽を討ち、前漢を興した。四面楚歌は楚の項羽が敗れるときの話。

by smile-a-welcome | 2019-03-07 19:18 | 数学 | Comments(0)